頼りになる専門家を探せ!FPについて

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相続贈与に精通した専門家についてお伝えする特集。2回目はファイナンシャルプランナー(FP)という資格です。果たしてどのような特色を持つ資格なのでしょうか。

 

1、FPってどんな資格?

FPとは、「お金の専門家」です。お金に関する様々な知識をアドバイスする仕事です。アドバイスの内容は多岐に渡りますが、FP実務家として多いのは、お客様の10年後、20年後を見通した毎年の収入、支出をもとに「キャッシュフロー」を作ること。そして、お客様の試算を預かり、それを運用させることです。なお、資産を預かるにはFP資格だけでなく、金融取引法における投資助言行為の登録を行う必要があります。

 

2、相続贈与とFP

次に相続贈与の知識とFPについてです。税理士と同じように、FPも試験科目のなかに「相続事業承継設計」という課目があり、合格している有資格者は相続贈与についての知識があると証明されています。

 

ただ、実際のところ「相続専門のFP」というのはそれほど多くはないのが現状です。税理士の独占業務である税務相談に入り込めないところと、上記キャッシュフローがメインというFPが多いことが理由と考えられます。

 

3、実務実績のあるFPを目指す

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FPも税理士と同じく、実務経験の豊富なFPに相談をするのが得策といえるでしょう。FPに限ったことではないですが、専門家は個別相談のほか、セミナー講師や執筆などで理解しづらい相続贈与の制度を噛み砕いて解説しています。専門家に相談すると言っても、難解な言葉を並べなれては、普段相続や贈与に馴染みのない人にとって、余計に混乱してしまうもの。平素な言葉で柔らかく説明してくれるFPを選ぶようにしましょう。

 

個別のFPのほかにも、今は「相続サポート協会」のようなところでワンストップの相談を受けられる団体も増えてきています。これまでは地方公共団体や、公共の団体が行っていたのですが、最近民間の士業などでまとまって相談会を開くケースも増えているようです。税理士や不動産鑑定士、不動産会社など、相続に絡む諸問題を専門家でタッグを組んで解決してくれるサービスです。

 

資金廻りはFPに相談して、税務は税理士を探して、不動産は…というよりも、まとめて相談できることはとても便利ですね。

4、FPはマルチライセンスの資格?

さらにFPの特色として、「マルチライセンス」が多いという点があります。マルチライセンスとは2種類、3種類の資格をもとに仕事をしており、その片方がFPという構図です。

 

FPはお金の専門家という大きな範囲での資格であり、登記や不動産移転を中心としたお金の相談なら司法書士+FP、不動産評価に特化するのであれば不動産鑑定士+FPという形で活躍されている専門家が筆者の近くにもいます。

 

お客側としても、「不動産の処理が必要となるが、全般的な相続にも相談したい」とした場合、この司法書士+FPという選択肢になってくるということですね。

 

5、まとめ

今回はFPについてお伝えしました。筆者自身、独立FPとして仕事をしていますが、少しずつ知名度も高まり、様々な活躍範囲の見えてきた資格と思います。今後、より複雑化する相続贈与分野の専門家として、詳しいながらも「気軽に相談できる」資格となっていくのではと思います。

 

まだまだFPといえば「生命保険を販売している人」という感想を持たれることも多くあります。生命保険や金融機関のステップアップには欠かせない資格ですが、相続贈与の分野でも、活躍している実務家を探して相談するようにしましょう。