相続の際に重要になる関係図は、日本古来より使用されていた6種の親族関係が重要

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相続をする際の遺族の関係図について

 

被相続人が亡くなった際に重要になるのが、遺された遺族の関係図となります。

 

日本では古くから血族と姻族、そして直系と傍系、尊属と卑属の6つの名称で親族の関係図が記されてきました。

 

相続の際に重要になるのは、これら6つの関係図の全てが必要となりますので覚えておいたほうが良いでしょう。

 

今回は、相続の際に重要な遺族の関係図について詳しく紹介していきます。

 

 遺族の関係図について確認しよう

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まずは6つの関係図から順番に紹介していきます。

 

血族と姻族についてですが、血族というのは、自分からみて親子や兄弟などの血縁が繋がっている人のことを指します。

ただし、養子縁組などの場合は養子と養親では血の繋がりがありませんが、法律上では血族と同じ親族という分類になります。

 

姻族というのは、自分とは血の繋がりが無い親族のことを指します。

例えば、配偶者や配偶者の親兄弟、自分の兄弟の配偶者などが姻族に含まれます。

 

次に、直系と傍系についてですが、直系というのは自分からみて祖父母、父母、子、孫というように血族が直線的に繋がる親族のことを指します。

 

傍系というのは、兄弟姉妹の子や父母の兄弟の子というように自分の直系と違った関係のことを指しています。

 

日本での解釈としては、直系と傍系については本家の血筋というように古くから繋がっている歴史のある家系のみを直系というように表すことも多いですが、本来の意味とは異なっているということを知っておいて下さい。

 

最後に尊属と卑属についてですが、尊属というのは、父母やおじ、おば、祖父母というように自分からみて前の世代にあたる親族を全て尊属と指します。

 

そして、自分の世代よりも後の世代は全て卑属ということになります。

 

例えば、自分からみて、叔父や叔母の子どもは従兄弟ということになりますが、これは自分からみて後の世代でも前の世代でもないということになりますので、尊属でも卑属でもないということになります。

 

これら6つの関係図によって相続の優先順位や割合が大きく異なるのが特徴的になっています。

 

 血縁が近いからといって相続の優先順位が高いとは限らない

 

相続の際の遺族の関係図について注意してもらいたいのが、血縁関係が近いからといって、相続の優先順位が高いということにはなりません。

 

日本の法律で定められている法定相続人の優先順位としては、配偶者、直系卑属、直系尊属、兄弟姉妹というように順位が定められているために、自分の弟妹を我が子のように可愛がっていたとしても、優先順位としては4番目ということになります。

 

このように、法律上の相続の優先順位は絶対的なものとして定められているために、家族間の関係と遺族の関係図が異なるというケースも少なくありません。