将来を設計するリノベーションの賢い使い方

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最近、話題になっているリノベーション。かつて新築物件を保有することが一種のステータスであった時代がありましたが、最近では築年数の経過した倉庫などを購入し、自身の好きなようにレイアウトした物件で愛着を持ちながら住むことも好まれるようになっています。とはいえ、新築至上主義であった日本では、まだリノベーションが一般的ではないのも事実。

1 . 新築よりも平均的に低価格

リノベーションを定義すると、中古住宅の改修になります。住宅は減価償却により資産価値が低減していくので、戸建、分譲マンションなどを新築で購入する場合に比べ、中古住宅のほうが価格が低くなります。新築に比べ、約1,000〜2,000万円程度安くなるようです。

一方でリノベーション費用は500〜700万円程度が相場。すなわち、新築購入よりも、中古を購入しリノベーションしたほうが、総額で数百万円安くなるという仕組みです。

もちろん注文物件のようにフルカスタマイズはできません。もともとの資材が古いものにはなりますが、予算が低くなるので住みたい都市でも比較的物件を見つけやすくなるなど、リノベーションを視野に入れることで、望む条件に近いものが増えます。

2 . ライフスタイルに合わせて間取りを変更できる

新築の場合でも、特に戸建については、注文住宅にすれば、自分の考えたデザインで自由にアレンジすることが可能です。しかし、再現性を高くしようとすればするほど、その予算は高くなっていきます。また、新築の場合はあくまでイメージで構想を行うため、実際の仕上がりがどのようになるかは、建設後にわかるもの。

一方で中古物件をリノベーションする場合は、すでに建設されている物件を改造していくので、空間の実際の広さを体感しやすく、どのような物件が出来上がるかのイメージがより鮮明にできます。場所や構造について譲れない条件がないのならば、イメージに近い物件をより安く手に入れることができるのがリノベーションのメリットです。

また、すでに購入した物件を、ライフスタイルに合わせてリノベーションすることもおすすめです。結婚や子供ができたことを機に新築で購入した家も、子供の独立、親との同居、夫婦だけでの生活など、ライフスタイルの変化に伴い、保有していたい住居の形は変わってきます。その度に新築を購入し直したり、賃貸に移るという洗濯もありますが、すでに保有している家をリノベーションしたり、中古物件をリノベーションし住み替えるという選択肢を持っておくと、将来がぐっと変わってきます。

3 . 住宅ローンの負担を抑える

予算が低くなるということは、住宅ローンの返済額、つまり負担が小さくなります。中古住宅を購入する場合には、既に施工が完了しているため物件の引き渡しが新築に比べて早く、住宅ローンの検討期間も短くなります。以前はリノベーション用の住宅ローンはありませんでしたが、最近は新しく発売されるようになってきました。

一方で、リノベーションにはいくつかのデメリットも存在します。

以前の耐震基準にしか対応していない
すでにフレームワークがあるため、家のレイアウトに制限がある
水回りなどインフラが古い

4.リノベーションのスケジュール

リノベーションのスケジュールについても確認しておきましょう。

⑴業者の選定
⑵リフォームプラン説明、計画
⑶現地視察、物件決定
⑷見積もり
⑸購入、申し込み、住宅ローンの見積もり
⑹インテリア打ち合わせ
⑺予算確定、申し込み
⑻決済、物件引渡し
⑼引越し、家具搬入

また、リノベーションの期間は平均して4-5カ月(設計2〜3ヶ月、施工1〜2ヶ月)といわれています。
スケジュール感を業者や不動産会社と共有して、リノベーション工事について賢い使い方をするようにしましょう。