孫に遺産を相続させるためには、被相続人が手続きを行わなければならない

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日本では古くから、相続というのは被相続人の配偶者もしくは子が受け取るという風潮でしたが、近年では子ではなく孫に相続して欲しいという方も多くなってきました。

そこで、現在の日本の法律では、限定的ではありますが孫に相続させる方法も確立されています。

しかし、原則として遺留分を超える相続に関しては相続人のトラブルを誘発する危険性がありますのでオススメすることは出来ませんが、トラブルを引き起こさない範囲での孫に相続させる方法について詳しく紹介していきます。

孫に遺産を遺す方法としては3つのパターンが存在している

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遺産相続は、基本的に法定相続人の順位によって分配されるのが原則となっていますが、被相続人の孫は法定相続人に選出されることがありません。

そのため、通常の相続とは異なった手続きが必要になるのですが、下記の3パターンは、孫に遺産を相続させることが出来る手続きとなっています。

  • 代襲相続で相続してもらう
  • 養子縁組をすることで相続させる
  • 遺言書を作成し、孫に相続の権利を発生させる

この3つのパターンとなっています。

まずは代襲相続についてですが、これは被相続人の子が既に亡くなっている場合に、亡くなっている子の子(被相続人から見れば孫)に遺産を相続させることが出来るという仕組みになっています。

この場合は、被相続人の子どもが既に亡くなっていて、その子どもの子という条件がありますが、このケースでは特に何の手続きも必要なく、孫に遺産を遺すことが出来ます。

次に、養子縁組のケースについてですが、被相続人の子が生きていても亡くなっていても、孫を被相続人の養子として縁組することになります。

養子縁組が受理されれば、公的には被相続人の孫は、被相続人の子ということになりますので、実子と同じように遺産を受け取ることが出来る権利を持つということになります。

この場合は、家庭裁判所および市町村役場への申し立てが必要になりますので、それらの手続きを行わなければいけません。

最後に遺言書を作成するケースについてですが、こちらの場合は最も確実性が高く、基本的に被相続人がどの程度の財産を孫に渡すのかということを決めることができるのでオススメの手段となっています。

しかし、冒頭でも紹介したように、遺留分を超える相続をする場合では、遺された相続人同士のトラブルを引き起こしてしまう危険性が高まりますので、十分に注意して作成するようにして下さい。