保険はだれに相談する?

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相続の際に「生命保険」はとても活用できるもの。保険会社の営業マンも、顧客のサポートに相続と保険の関係をしっかりと勉強する人も多いようです。ところが最近、外資系保険の第一線で活躍される営業マンから、とても興味深い話を聞きました。

1、親世代に近い保険営業マンは子どもに嫌われる?

生命保険は親・子ども間にわたってアドバイスする機会も多くあります。その時に、親世代に信頼を得て、さまざまな保険商品を提供して築いた信頼感を、なかなか子どもの世代に移ることができず困っている、という話でした。

子どもにとっては、「親が勝手に入った保険の営業マン」とてもいうのでしょうか。生命保険料というお金を定期的に支払っていることもあり、友人のように胸襟を開いて信頼関係を築くことができない、ということのようです。もちろん子ども世代とも円滑な関係を築く人も多いのですが、最近は「保険を相談できるところが増えた」こともあり、親子間とのコミュニケーションに悩んでいる営業マンが多いような印象を持ちます。

2、保険はだれに相談する?

実は保険の相談は、さまざまな企業や専門家が受けています。保険会社はもちろん、銀行などの金融機関、ファイナンシャルプランナー(FP)などの専門家など多岐にわたっています。どこが良い、どこが悪いということはなかなかわかりません。知識やアドバイスを貰うときのコミュニケーション力はもちろんですが、一番大切なことはこの部分ではありません。担当者と顧客間で「信頼」を持つことができるかどうかです。もっとも信頼を持てる人が、保険相談をするベストの相手といえるでしょう。

3、「専門家コミュニティ」で賢い保険の相談を

ただ、相続は「様々な要因が複雑に絡み合っている」相談事でもあります。ひとりの専門家に、と言っても、困難なケースもあるでしょう。そこで活用をお勧めするのが「専門家コニュニティ」です。

公共施設などに赴くと、「司法書士・行政書士の大相談会」のように、複数の専門家が集まって相談の対応をしていることがあります。このように、最近は専門家同士でコミュニティを作り、お客様のニーズに合わせて相応しい専門家が対応する、という流れもあります。

これら税理士には、保険の知識をしっかりと有した税理士も数多くおります。保険の相談だからと「保険販売を全面的に出している人や会社しか選択肢がないわけではありません。保険は本来、「相続や節税に『活用』できるもの。いっけん意外な保険の相談先といえるでしょう。複数の専門家が対応するからといって、もちろん報酬が上乗せされるようなことはありません。

4、Google先生を信じるか?

最後にひとつ。今日はインターネットの爆発的な普及により、相続に限らず世の中のいたる質問は「Googleに打ち込めばわかる」と言われています。チャット形式で専門家が質問に答える方法も盛んになってはますが、やはり保険は長期間にわたって相談するもの。相談内容によって使い分けるようにしましょう。また、相続は大切な手続きや多額のお金が動くもの。特にインターネットからの情報「だけ」はお勧めしません。ぜひ、名前を出して対応する専門家の元へ足を運ぶか、若しくはインターネット上で記名のうえアドバイスをしている方の発信を参考にして頂きたいと思います。

工藤 崇 FP事務所MYS(マイス)代表
1982年北海道生まれ。北海学園大学法学部卒業後上京し、資格試験予備校、不動産会社、建築会社を経てFP事務所MYS(マイス)設立、代表に就任。雑誌寄稿、WEBコラムを中心とした執筆活動、個人コンサルを幅広く手掛ける。ファイナンシャルプランナー。